あっちの会社は社長が気になるし、こっちは売り上げが安定してないし……
生真面目理系人間が厳密に考えすぎてフリーズしてる
そもそも数年先の見通しなんてわかんないよ。無理ゲーだよコレ
じゃあ私が購入ボタン押しちゃいまーす。ポチッとな!
要約
小型株集中投資のスクリーニングとして、実際に条件をチェックし今後の規模感を予想。結果として選んだ銘柄を購入するところまでおこないます。この後はマイルールに従ってリスクコントロールしつつ、予想がどの程度当たっているかを確認していきます。
はじめに
時間がないサラリーマンだって副業的株式投資で一獲千金狙いたい。当ブログでは遠藤洋式小型株集中投資に挑戦します。ともかく念入りに、命削ってひとつの投資先を選び、オールベットするというノーガード全力攻撃スタイル。新NISA積立投資が守りなら、こちらは完璧に攻めの投資です。
投資先にはいくつかの条件があって、対象がかなり絞られます。とは言っても全てを完璧に満たす会社は中々ない。自分の未熟さもあるでしょうけど、そもそもタイミングによっては存在しないかもしれないですし。
こういう時ってのは、悩むだけ悩んで後は清水の舞台から飛び降りるしかないかなー、なんて思ってます。すでにスクリーニングを終えて購入したんですけど、墜落死してたら笑ってやってください。
結論
初心者丸出しのスクリーニングは2023年12月11日に決行しました。選定の際に使った表を以下に示します。
時価総額 | 上場年 | チャート | 大株主 | 業績 | 社長 | 社員 | 規模感 | |
note(5243) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ドラフト(5070) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | – | – | – |
ADワークスグループ(2982) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | – | – |
SERIOホールディングス(6567) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | – |
松屋アールアンドディ(7317) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | – |
ジーネクスト(4179) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ | – | – | – |
サインド(4256) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
POPER(5134) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✕ |
項目としては左から右に向かって確認していきました。悩んだ挙句「note(5243)」を100株6万円弱購入。以下には選定の過程を示します。
初心者スクリーニングの流れ
条件チェック
まずはざっくり条件チェック。①みんかぶにアクセス⇒②メニュー「銘柄を探す」から「銘柄スクリーニング」を選択⇒③「最低投資金額(僕の場合10万円)、時価総額、上場年」で検索⇒④チャートが良さげか確認⇒⑤詳細にチェック、としました。
③の時価総額、上場年は「10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 遠藤 洋 著」の条件です。④は降下中や横ばいの株を避けるイメージ。別ウィンドウにチャート画面を出して証券番号を入力すれば、パッと出てきて直感でわかるから、大量処理に向いてます。
僕の場合、SBI証券の口座でチャートや以降の詳細情報を調べました。これら基本的な情報は、もちろんSBI証券でなくても大抵の証券会社なら提供してくれてるもんだと思います。よくよく探せば、無料サイトにもあるかも。
⑤詳細チェックの最初は大株主。これが教科書の内容に合致しているかを調べました。上記の表はここまででOKが出た会社だけ載せています。
ここから表に従って、さらに詳細に見ていきます。まず、業績が順調な右肩上がりかどうかを確認。先行投資で利益が下がるのは良いとしても、売り上げが不安定なのは心配なのですよ。ちょっと不安定かなー、って理由でドラフトとジーネクストを選から外しました。
社長にも条件があります。社長の名前をネットで検索したり、会社の沿革を調べたりすることで、条件を満たすかどうかがわりと簡単にわかります。ここではADワークグループを候補から外すこととしました。
社員について調べるのは苦労しました。さすがのネット検索もこれは苦戦。教科書に書いてあったこと全てはわかりませんでしたけど、一部は出てきたので、SERIOホールディングスと松屋アールアンドディーを除外。もっと踏み込んだ情報は、慣れてきたらってことにしました。
ここまでやってnote、サインド、POPERの3社が残りました。……ここから先がさらに面倒くさいのですよ。
次の項目、規模感ってのは、どのくらいの規模まで成長しそうか、ってことらしいです。……え? そんなんわかんねーよ。……わかんないけど、3年くらいを目安にして数十%増なのか、2倍いけそうか、テンガバー狙えそうかをざっくり考えてみよう、ってことっぽい。
note規模感
noteはブログ的な情報発信サービスを提供していて、広告がないなど他のブログとは毛色が違うイメージがあります。自分でブログやってていうのもアレですけど、正直ブログってどうよ?感はあります。飽和あるいは落ち目な気がしないでもないですけど、毛色が違うって部分に期待したい。
競合は株式会社はてな(3930)、株式会社サイバーエージェント(4751)あたりらしい。この2社を参考にして規模感を妄想します。
はてなはブログなどの開発運営、法人向けコンテンツサービスで収益をあげている。サイバーエージェントはネット広告事業とゲーム事業が2本柱、ネットテレビ局「AbemaTV」や投資事業もあり。はてなのほうがnoteに近いイメージですな。
noteと他2社の比較は以下のような感じになります。
note | はてな* | サイバーエージェント | |
売上高(億円) | 28.5 | 30.6 | 7500 |
純利益(億円) | -4.5 | 2.4 | 80 |
時価総額(億円) | 8.9 | 37.4 | 4060 |
発行済株式総数(千) | 15,234 | 3,066 | 506,201 |
株価(円) | 576 | 1240 | 812.8 |
時価総額の比 | – | 4.2 | 456 |
ここでややこしいのが、はてなは最近不調であり比較対象に向かないってこと。しょうがないから、はてなだけ2022年7月の売上高、純利益を持ってきて、株式総数と株価(平均)から時価総額を計算しました。ちょっと怪しいかもだけど、ざっくり計算だからまあOKってことで。
もしもnoteが2022年はてなレベルの時価総額になれば、比は4.2であり株価も4.2倍になる。サイバーエージェントレベルなら456倍だけど、これはかなり色々やらないと無理ゲーな気がするから深く考えない。
ただし、売上高や純利益のグラフを見ていると、はてなよりもうちょっと良さげな気もしないでもない。
ここ最近のnoteの売上高増加が年5億円くらいだから、このまま行けば3年後には15億円増の43.5になってる。これは2022年はてなの1.42倍だから、4.2×1.42=5.97倍の株価も十分視野に入ってくる、……気がしないでもない。
同様にして純利益増加が年3億円くらいだから、3年後には9億円増の4.5億円になってる。ちなみに通信業界の売上高純利益率は10%くらいらしいので、まあ妥当な値。これは2022年はてなの1.88倍だから、4.2×1.88=7.88倍の株価もありうるかもしれない。
以上の妄想計算から、3年後のnote株価は6~8倍ってことになる。テンガバーには届かないけど、このくらいな十分夢が見られる値ですよ。
サインド規模感
サインドは美容室予約システムを提供している会社。これは便利だよね。店も客もありがたいサービス。なんだけど、どうやら世の中にはすでに色々な美容室予約システムがあって、競争が激しいらしい。競合相手となると中々難しくて、大手だとリクルートがいたりして比較しづらい。
しょうがないので営業利益から計算します。現在1.4億円、買収で今季は減らしているけど、その前は1億円/年くらいで増えていたから3年後には4.4億円な計算。株価が営業利益に比例すると考えるとだいたい4.4/1.4=3.14倍になる。
3年で3倍くらいってのはちょっと魅力に欠ける。まあ普通に考えたら十分なんだろうけど、テンガバー狙いには厳しいっぽい。
POPER規模感
POPERは学習塾用の事務作業サポートをおこなうプラットフォームを提供する会社。大学費用3人目無料とか考えると、夢が広がリングな業界。でもこれまた競争が激しくて、大手はとんでもなくデカかったりする。
現在の純利益が4800万円で、ここ3年くらいは2000万円/年くらいで増えていたから3年後には1億800万円。これに比例して株価が上がると10800/4800=2.25倍になる計算ですな。
これまたちょっと心許ない数値。3人目無料は当初想像されたより残念な条件が付いていたし、やっぱり厳しい気がしてきた。
番外編:オープンワーク
ここまで表に従ってやってきて、突然新しい会社が登場します。というのも遠藤洋式では日常から探せ!ってのも推奨していたりする。スクリーニングで社員について調べる際にオープンワークのサイトを覗いて、ちょうどCMで見かけたので調べてみた。
そもそもCMを打つのは会社にとっても勝負らしく、注目も集まるので投資のチャンスらしい。これはイケルか!?と思ったんだけど、オープンワークは大株主条件を満たしていないことが判明し、あえなく選から外れた。残念。
購入後
「note(5243)」を購入後、SBI証券のアプリをスマホに入れて毎日一喜一憂しています。その話は後日の収支報告で書く予定。
同時に他の株も気になるじゃん? でもお金ないから買えないじゃん? ということで株入門アプリ株たすでnoteの他、オープンワーク、POPER、サインド、ドラフトを100株ずつ買って、並行してチェックしています。
まとめ
小型株集中投資のスクリーニングとして、実際に条件をチェックし、今後の規模感を予想。結果として選んだ銘柄を購入するところまで行きました。この後はマイルールに従ってリスクコントロールしつつ、予想がどの程度当たっているかを確認していきます。
↓ブラッシュアップしたスクリーニング記事。……ってことはnoteは?
↓購入1か月半の収支報告。noteのみ微減という悲しい結果。
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