ブログ収入でも住民税申告に注意だね
アフィリエイト広告は20万円以下だけど、ゼロじゃないって人多そうだな
パパの場合、サーバー代経費でマイナスになるけどね
あーはっはっはー。……悲しい
要約
アフィリエイトと税金に関して、初心者目線で解説します。ブログのアフィリエイト収入は事業所得or雑所得で、税率は5~45%(平均的サラリーマンは20%)。20万円以下なら確定申告必要だけど、ゼロじゃなければ住民税申告が必要。住民税申告忘れに注意!
はじめに
当ブログで扱うサラリーマンの副業うち、アフィリエイト(ブログ収入)の税金について調べました。今回も住民税申告に注意ですよ。しかも僕みたいなレベルの人間にとってアフィリエイト収入はたまにしかないから、もらったこと自体忘れそうで怖い。調べた結果をまとめると、以下のようになります。
所得の区分 | 課税の方式 | 税率(%) | 確定申告 | 住民税申告 | |
事業として | 事業所得 | 総合課税 | 5~45 | 20万円以下不要 | 確定申告しなければ必要 |
趣味として | 雑所得 | 総合課税 | 5~45 | 20万円以下不要 | 確定申告しなければ必要 |
根拠についてはアクセストレードのコラムがメッチャわかりやすいので、勉強させてもらいます。
*20万円以下で確定申告不要でも、住民税申告は必要。なんだけど、住民税を申告するとふるさと納税ワンストップ特例が無効になります。ふるさと納税の寄付金控除受けたいなら、確定申告したほうが良さげ。詳しくは以下記事の通り(2024年3月10日追記)。
アフィリエイト(ブログ)の税金
確定申告要・不要
アクセストレードの確定申告についてのコラム内、リンク先「確定申告しなければならない人」項目に以下の記述があります。
2.給与所得者
2−1.その年中の給与等の収入総額が2,000万円を超える人
アフィリエイター確定申告#1確定申告とは&確定申告が必要な人|アフィリエイト大学|アフィリエイトのアクセストレードより
2−2.給与を1か所から受けていて、かつ、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円を超える など
給与所得者(サラリーマン)の「確定申告しなければならない人」は上記の通り、ってことですよね。これまた20万円ルール。給与所得者以外についても、リンク先には一般の人、退職所得のある人、年金所得者、と並んでいます。
ここから先がまたイイ感じにまとめてあって、「所得の種類」として1~10まで説明されています。では、アフィリエイタ収入は1~10のどれに当たるのか? って話が続きます。ちょっと長いんですけど、勉強になるので引用させていただきます。
それではアフィリエイターの皆さんのアフィリエイト収入はどの所得に該当するのでしょうか。何となく推察することができると思います。
大体のかたは、2〜9について名称と内容から明らかに違うと感じられたのではないでしょうか?ということは…アフィリエイト収入は「1.事業所得」か「10.雑所得」のいずれかになります。では、事業所得と雑所得どちらに該当するかを説明します。
専業のアフィリエイターで毎月継続的に収入がある人はどちらでしょうか。
ご想像の通り「1.事業所得」となります。「1.事業所得」は、青色申告控除などの各種優遇措置を受けることができます。しかしこうした優遇措置を受けるには、事業開始の際に「開業届」や「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出しなければなりませんので注意してください。
では毎月継続的に一定程度の収入が無いアフィリエイターの場合どうなるでしょう。
アフィリエイター確定申告#1確定申告とは&確定申告が必要な人|アフィリエイト大学|アフィリエイトのアクセストレードより
もちろん残りの「10.雑所得」として申告することになります。
事業所得ですかぁ、これまた羨ましいですなぁ。でもやっぱりそこじゃなくて、僕の場合雑所得。上記を見ると、継続的かどうか、ってよりは必要な手続きを取るかどうかが分かれ道らしい。事業としてやるか、趣味としてやるか、みたいな感じですかね。
気になる税率
次に気になるのは税率。これに関しては続きのコラムに速算表がのっています。
税額算定
所得税額の算出は課税所得金額の大きさにより、5〜45%までの超過累進税率(※)となっていますが、実際に課税総所得金額の税額を計算するときは、下記の速算表によって税額を求めることができます。
※超過累進税率…所得税の税率は、所得が多くなるに従って段階的に高くなり、納税者がその支払能力に応じて公平に税を負担するしくみとなっています。。
アフィリエイター確定申告#2確定申告の種類と所得税計算の基本的構造|アフィリエイト大学|アフィリエイトのアクセストレードより
株やFXは申告分離課税で税率20.315%だったけど、アフィリエイトは超過累進税率。これは課税制度が異なるからであり、国税庁の申告分離課税制度のページに詳しく書いてある。むしろ株(株式等の譲渡所得)やFX(先物取引による雑所得)が特殊だったわけで、所得税の原則は総合課税。
総合課税制度とは、各種の所得金額を合計して所得税額を計算するというものです。
No.2220 総合課税制度|国税庁より
さらにリンクをたどって所得税の税率に進むと、先ほどの速算表が出てくる。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
全年代平均年収が400万円くらいだから、平均的サラリーマンの所得税税率は20%。申告分離課税が所得税15%、復興特別所得税を考えても15.315%なのに比べるとちょっと高い感じ。
住民税申告
住民税については、アクセストレードのコラムに書いてあります。
住民税は所得税とは異なり、申告のタイミングで納税することはありません。住民税は、確定申告書提出後に各市区町村で納付税額を算定し、後に納税通知書による通知などによって納付します。
※所得税の確定申告が不要でも住民税だけ確定申告が必要なケースがあります。
アフィリエイター確定申告#1確定申告とは&確定申告が必要な人|アフィリエイト大学|アフィリエイトのアクセストレードより
最初から3番目「個人が納付する税金」項目の、真ん中よりちょっと下らへんです。
全部ひっくるめると
以上、全部ひっくるめると以下のようになる。
所得の区分 | 課税の方式 | 税率(%) | 確定申告 | 住民税申告 | |
事業として | 事業所得 | 総合課税 | 5~45 | 20万円以下不要 | 確定申告しなければ必要 |
趣味として | 雑所得 | 総合課税 | 5~45 | 20万円以下不要 | 確定申告しなければ必要 |
これを見ると、サラリーマン副業の中でもブログはわりと注意が必要そうな予感。アフィリエイト広告って、ごくたまーに、ほんの数十円とか入るじゃないですか。そうすると飽きて放置とか、もらったこと自体忘れるとか、そういうのありそう。ご注意ください!
まとめ
アフィリエイトと税金に関して、初心者目線で解説しました。ブログのアフィリエイト収入は事業所得or雑所得で、税率は5~45%(平均的サラリーマンは20%)。20万円以下なら確定申告必要だけど、ゼロじゃなければ住民税申告が必要。住民税申告忘れに注意!
↓株(投資信託、株式投資)の税金はこちら。
↓FXの税金はこちら。
↓その他、当ブログで扱うあれこれの税金はこちら。
↓税金まとめはこちら。通算損益についても少々。
↓半年たっても税務情報で苦労しています!
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