
トレンド分析の結果、Rising Dragonはやっぱり円安に強いEAであることが判明!

……けど、円高・円安が読めないっていういつものパターン

ところがどっこい! パパは円安とか読まなくても良いんでーす!

……なるほど。移動平均線で判断するだけなんだね
要約
EA-BANKのRising Dragonを例にとって、MT4のEA傾向分析をおこないます。バックテストあるいはフォワードテストの結果から、前日比がいくらのときに利益を出しているのかチェック。EAの得意傾向を明らかにし、買って勝てる可能性の高い日を割り出します。2025年こそ大金持ちじゃーい!
はじめに|EAって絶対トレンドあるよね
MT4によるFX自動売買を始めて半年ちょっと。色々あったし12月もひどい目にあってるけど、わかったことがひとつ。EAには得意傾向、トレンドがある。絶対にある。

最近は収支報告でトレンド分析的なことをおこなっています。その日のドル円前日比(円)を横軸に、総利益(円)を縦軸に取ってプロットし、得意傾向を掴もうって寸法。……しかし、僕が稼働させた結果の分析では、圧倒的に取引の数が少ない。これじゃあ役に立たない。
ということで範囲を広げます。これまで自分でおこなってきたバックテスト、あるいはEA-BANKで公開されているフォワードテストのデータで分析を実施。

例示的に分析する対象としては、しっかりと傾向がありそうなEAが良いので、みんな大好きRising Dragonを選択。これまで円安傾向で多大な利益をもたらしてくれましたし、EA-BANKフォワードランキングでも円安相場の常連です。今回はRising Dragonが円安に強いってことをデータで示します!
EAトレンド分析で傾向をつかめ!
バックテストで分析
膨大な取引データといえばやっぱりバックテストですよね。Rising Dragonを稼働させる前におこなった、2005年1月から2024年4月までのデータがあります。

Lots=0.01、スプレッド15でやりました。19年ちょっと、総取引数2666回ですからね。こんだけありゃあ十分でしょ。
前日比のデータは株式会社東京金融取引所の「クリック365:ヒストリカルデータベース」から拝借しました。ありがとうございます! このデータをもとにして、ドル円前日比(円)を横軸に、損益(円)を縦軸に取ってプロットします。

出てきた散布図を見ると、なんとなーく右肩上がりな気がする。これって前日比(円)がプラスの時に利益を出して、マイナスの時に損失を出す、円安に強いEAってことですよね。
相関係数的な値 | |
全期間 | 0.59 |
2021年以降 | 0.64 |
2022年以降 | 0.65 |
2023年以降 | 0.73 |
2024年 | 0.91 |
相関係数的な値を見ると上記のような感じ。ずいぶんと関係性が強いですな。SUMPRODUCT(前日比、損益)/SUMPRODUCT(ABS(前日比)、ABS(損益))で求めたので、厳密な話は知らない。相関係数なんて数十年使ってないしー。
ここまでやって、Rising Dragonが円安に強いEAだってことが分かった。しかし問題は、バックテストと実際の取引がわりと違ったりする点だ。

さらにもっと現実的な問題として、お世話になっていたFXDDからヒストリカルデータをダウンロードできない、ってのがある。僕が持っている最新データは半年以上前のものなので、現在とのずれが怖いし、今後の更新もできない。
フォワードテストで分析
バックテストがダメならフォワードテストですよ。EA-BANKでは各EAの紹介ページにフォワードテストのグラフを公開してくれています。
グラフにカーソルを持っていくと数値が出てくる仕様になっているので、このデータを使わせていただきます。こんなに貴重なデータを公開してくれるなんて、太っ腹ですなぁ。

さっきと同様にして同日比で散布図を作ると上記のようになります。やっぱり右肩上がりになっている、……ような気がする。けど、さっきと違って相関係数的な数値はあんまり高くなかったのですよ。

ひょっとして単純な前日比(円)じゃないほうが良いのかな? ってことで移動平均線の平均日数(日)を横軸に取ったのが上のグラフ。基本右下がりで、相関係数はバックテストの時よりも低め。
でも考えてみたら、相関係数的な数値を参考すること自体に問題がある気がしてきた。だって、「円高・円安に関係なく常に同じように勝ち続ける神EA」は相関係数的な数値がゼロになるよね。なのでもうちょっと細かく見る必要がありそう。
分析から見る買って勝てるっぽい日
まずは単純な前日比(円)を0.5円刻みで横軸にとって、損益(円)を積算しました。たとえば「0~」って横軸のところは、「前日比が0円以上0.5円未満の範囲の日にどれだけ損益を出したか」って感じです。


全期間、直近45日ともに前日比(円)がプラスのほうで利益を出しているのが分かります。なのでやっぱりRising Dragonは円安に強い。
このグラフには「以下購入」、「以上購入」という線を追加しています。たとえば「0~」は「0~0.5」なので、「以下購入」だったら「前日比が0.5円以下で購入したら通算いくらの損益が出たか」、「以上購入」だったら「前日比が0円以上で~」ってことです。


お次は5日移動平均線の前日比(円)を横軸に取りました。あんまり変わんない。特に直近45日だとデータ数が足りないのかも。そのほか数値を変えていろいろやってみた感じだと、以下購入、以上購入ともに、0円あたりが閾値っぽい。


以下購入のほうは平均日数を大きくするほど利益が増える。以上購入は逆です。グラフを見比べると、全体的に損益(円)の値が大きく、直近45日でもプラスとなっている「前日比0円以上購入」の5日移動平均線あたりが良さげ。
今後はここまでの分析結果にしたがって、Rising Dragonを稼働させようと思ってます。5日移動平均線の傾きを見ればよいので、円高・円安を読む必要もなし。うまくいったら、同じような分析をほかのEAでもやってみようと思ってます。
まとめ
EA-BANKのRising Dragonを例にとって、MT4のEA傾向分析をおこないました。バックテストあるいはフォワードテストの結果から、前日比がいくらのときに利益を出しているのかチェック。EAの得意傾向を明らかにし、買って勝てる可能性の高い日を割り出しました。2025年こそ大金持ちじゃーい!
↓相場状況にかかわらず強い「Atlas」で今度こそ大金持ちを狙いたい!
↓トランプコイン損失をカバーするには、円高に強いEAが必須な予感。
↓Zephyrも分析してみたい。でも明確な傾向ないかも?
↓円高に強いEAが見つからなくても、他通貨ペアでは勝てるのあるんじゃね?
↓FX自動売買で有益にな記事をかければPVアップ! ……でもその場合ブログは必要か?
↓作戦がうまくいけばFX自動売買で全体収支を押し上げられる!
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