FXの税金は怖いぞ。知らないで億単位の脱税した人の本を読んだことがある。パパはしっかり納める!
確定申告必要なほど勝ってないのに?
残念でしたー! 20万円ルールで確定申告不要でも、住民税申告は必要でーす!
子供相手にマウント!?
要約
FXの税金に関して、初心者目線でまとめます。所得区分は先物取引に係る雑所得等であり、申告分離課税が適用されて税率20.315%。20万円以下の利益なら確定申告が不要ですけど、その場合住民税の申告が必要になります。
はじめに
サラリーマンの副業で気になるのが税金。勉強する意味で調べてみました。ニコニコ納税でニコニコ副業生活! ……え? 気が早い? そうですよね、まずは確定申告が必要になるほどの安定収入を目指します。でも実は多少なりとも勝っていれば住民税申告が必要だったりして。
以下に調べた結果を示します。
所得の区分 | 課税の方式 | 税率(%) | 確定申告 | 住民税申告 |
先物取引に係る雑所得等 | 申告分離課税 | 20.315 | 20万円以下不要 | 確定申告しなければ必要 |
根拠に関しては当ブログでお世話になっているトライオートFXのインヴァスト証券に教えてもらいます。
*20万円以下で確定申告不要でも、住民税申告は必要。なんだけど、住民税を申告するとふるさと納税ワンストップ特例が無効になります。ふるさと納税の寄付金控除受けたいなら、確定申告したほうが良さげ。詳しくは以下記事の通り(2024年3月10日追記)。
FXの税金
確定申告要・不要
インヴァスト証券「知っておきたい税金のこと」ページの「1-2.確定申告が必要な人は?」項目に原則が書かれています。
利益が出れば、原則として確定申告が必要です。当社が取り扱っている全サービス(「トライオートFX」「トライオートETF」「マイメイト」「くりっく365」)で発生した利益は申告の対象です。
知っておきたい税金のこと|トライオートブログ|インヴァスト証券より
もうちょっと下(同じく「1-2.確定申告が必要な人は?」)には表があって、申告必要なケースが詳しく書かれています。そこから一部抜粋すると以下の通り。
確定申告が必要なケース
サラリーマン
知っておきたい税金のこと|トライオートブログ|インヴァスト証券より
①給与所得者で、年間給与収入が2,000万円を超える
②給与所得者で、給与所得・退職所得以外の年間所得の合計額が20万円を越える
①は羨ましいですなぁ。でも僕ら普通のサラリーマンに関係あるのは②。株でもそうだったけど、ここでもやっぱり20万円ルールがポイント。ちなみにサラリーマン以外、退職者やその他(自営業や主婦)の場合のケースも、上記リンク先の表に丁寧に書かれています。
気になる税率
税率についてはさらに下の方(「1-4.株式・投資信託とFX・トライオートETFの違い」の第二段落)に以下の記述が。
当社全サービスで生じる損益は申告分離課税が適用され、「先物取引に係る雑所得等の金額」に分類されます。一般的な株式、現物ETF、投資信託とは税制の取り扱いが異なります。
知っておきたい税金のこと|トライオートブログ|インヴァスト証券より
FXの損益は雑所得に分類されるってことですね。すぐ下の表から一部抜粋すると以下の通り。
FX等 先物取引に係る雑所得等の金額 税率20.315%
知っておきたい税金のこと|トライオートブログ|インヴァスト証券より
税率20.315%は株と同じ。これは申告分離課税が適用されているから、ってことだよね。
住民税申告
確定申告すれば住民税と紐づくはずだけど、株の時と同じように確定申告不要な場合が気になる。その前に、そもそも住民税とは何か? 僕が住んでいる埼玉県の場合以下の通り(以下リンクの「個人県民税」項目)。
個人県民税は、個人の市町村民税とあわせて個人住民税とよばれ、まとめて市町村で賦課徴収し、個人県民税分はあとで市町村から県へ払い込まれます。
個人県民税 – 埼玉県より
さいたま市の場合、個人市民税・県民税の申告については以下のようになっています。リンク先「1.市民税・県民税申告書の提出が必要のある方」のあたり。
営業等所得、農業所得、不動産所得、公的年金等以外に係る雑所得(※)、配当所得、一時所得などの所得があった方は、市民税・県民税申告書の提出が必要です。
ただし、税務署に所得税及び復興特別所得税の確定申告書を提出している方は改めて、市民税・県民税申告書を提出する必要はありません。※公的年金等以外に係る雑所得とは以下のような所得を指します。
さいたま市/個人市民税・県民税の申告より
・業務に係る雑所得(原稿料、講演料、シルバー人材センターやシェアリング・エコノミーなどの副収入による雑所得)
・その他の雑所得(生命保険の年金(個人年金保険)、互助年金、暗号資産取引の所得など)
FXの「先物取引に係る雑所得等」はもちろん「公的年金等以外に係る雑所得」だから住民税申告はやっぱり必要。以上の通り、FXの収入が20万円超の場合確定申告が必要、20万円以下なら確定申告は不要だけど住民税の申告が必要、ってのが原則。
インヴァスト証券の別ページにも以下のように書かれています。
※所得税の確定申告がない場合でも住民税の申告が必要になる場合があります。
【共通】確定申告は、必ず行う必要がありますか? – インヴァストNAVIより
フローチャートのすぐ上のあたり、但し書きとしてしっかり記述がある。場合がある、とかじゃなくて、もっと明言しているところがないか調べてみたら、別サイトに以下の記述がありました。
FXの確定申告が不要になる条件
給与所得者がFX取引を行っていて利益があっても、「FXの利益を含む給与所得や退職所得以外の所得が、年間20万円以内」の場合は確定申告をする必要はありません。ただし、利益がある場合、20万円以内であっても住民税の申告は必要になります。
FXの利益は確定申告が必要?不要な場合や所得の求め方も開設|FX 気になるポイント|SMBC日興証券より
リンク先の上から2つ目、「FXの確定申告が必要なのはどのようなとき?」項目の一番下に書いてあります。なんかすごそうな経歴の人が監修している記事だし、根拠として十分安心。
全部ひっくるめると
これまでの話を全部ひっくるめると以下のようになります。
所得の区分 | 課税の方式 | 税率(%) | 確定申告 | 住民税申告 |
先物取引に係る雑所得等 | 申告分離課税 | 20.315 | 20万円以下不要 | 確定申告しなければ必要 |
所得の区分は違うけど、申告分離課税ってのは同じなので、株と似ている。大きな違いはやっぱり確定申告の要・不要で、株取引の特定口座源泉徴収ありみたいなのがないので、勝ってる人ならFXの確定申告は必須なわけですな。……そういう身分になりたい。
まとめ
FXの税金に関して、初心者目線でまとめました。所得区分は先物取引に係る雑所得等であり、申告分離課税が適用されて税率20.315%。20万円以下の利益なら確定申告が不要ですけど、その場合住民税の申告が必要になります。
↓株(投資信託、株式投資)の税金についてはこちら。
↓アフィリエイト(ブログ)の税金はこちら。
↓その他、当ブログで扱うあれこれの税金はこちら。
↓税金まとめはこちら。通算損益についても少々。
コメント